NVR510+IIJmioひかり回線でRakuten Casaを利用する
はじめに
YAMAHA製ルータ、NVR510とIIJmioひかり(BIC光)の環境でRakuten Casaを利用する設定の解説です。
RakutenCasaはRakutenモバイルが配布している、小型LTE基地局です。こいつからRakutenモバイルのLTE電波を発射することができます。
用意するもの
前提
- 既にIPv6環境(transix)で接続ができていること
手順
- NVR510のLAN内にRakuten Casaを接続(RakutenCasaはWANにLANケーブルをつなぐ)
- Rakuten Casaの「MACアドレスWAN」のMACアドレスをメモする
- NVR510のGUIにログイン
- LANマップで上記のMACアドレスに紐づくIPv4アドレスを確認してメモする
- 詳細設定をクリック
- NATをクリック
- 「NATディスクリプターの一覧」で新規をクリック
- 次のように設定して、保存します(デフォルトは省略)
NATディスクリプター番号:(任意の番号)
変換方法:NAT/IPマスカレード
内側アドレス:範囲指定:(上でメモしたIPv4アドレス)
静的IPマスカレードの設定
◆1行目
認識番号:(任意の番号)
内側アドレス:(上でメモしたIPv4アドレス)
プロトコル:esp
◆2行目
認識番号:(任意の番号)
内側アドレス:(上でメモしたIPv4アドレス)
プロトコル:udp
ポート番号:500
-
NAT画面の下の「インタフェース一覧」からTUNNEL1の「確認」をクリック
- NATディスクリプターの一覧から、先ほど作成したものを選択し、順方向の先頭に追加する
-
管理をクリック
- 保守-コマンド実行で以下のコマンドを実行し、NVR510のグローバルIPv6アドレスを取得
show ipv6 address
-
詳細設定-セキュリティ-IPフィルタをクリック
-
IPv6をクリック
-
「WAN」 の「確認」をクリック
- 「静的フィルター」の「編集」をクリック
- 「新規」をクリック
- 次のように設定して、保存します(デフォルトは省略)
◆1個目
プロトコル:ESP(プルダウンから選択)
宛先アドレス:IPv6アドレス、FQDN、または「map-e」を指定:NVR510のグローバルIPv6アドレスを記入
◆2個目
プロトコル:UDP(プルダウンから選択)
宛先アドレス:IPv6アドレス、FQDN、または「map-e」を指定:NVR510のグローバルIPv6アドレスを記入
宛先ポート:500
- IPフィルター-IPv6-WANの「設定」をクリックする
- 静的フィルターの「編集」をクリックする
- 静的フィルターから、先ほど作成したフィルターを選択し「先頭に追加」をクリックする
- あとは1分~48時間放置する
以上で繋がるはずです。