双極性障害の波、季節性・冬季うつの原因とは何だ

これは双極性障害、季節性うつ、冬季うつについて、主治医、臨床心理士を交えて行った診察、カウンセリングの内容から個人的に導き出した見解です。




  • 注意

医学的、心理学的な助言を元に構成しておりますが、ただの素人兼、双極性障害患者の僕が独学で得た知識をプラスして執筆しているのでその点ご留意ください。僕は自分の病気について独学で学んだだけの素人です。




  • 結論から

双極性障害、季節性うつ、冬季うつは多量な外部環境要因(天気、人間関係など)、内部環境要因(体調、こころ)が複雑に絡み合った爆弾である。





こんなこと言われても何が何だか分かりませんね。一つ一つ解説していきます。




  • 外部環境要因(天気、人間関係など)

これはそのまま。特に冬季うつや季節性うつと言うものは、他にもちゃんとした学説があるため分かりやすいと思います。

冬季うつは、アメリカのアラスカの方がフロリダよりうつ罹患率が高いというデータや、冬になると抑うつになる人が増えると言った事象があり、その原因は日照時間が少ないことになるという「外部環境要因」を指摘しています。

つまりは、自己コントロールの如何に関わらず、周りの環境によって発症が決められてしまうわけです。上では日照時間を例に出しましたが、僕は他にもこの外部環境要因は多々、それもかなりの種類存在すると思います。

例えば、ご老人の「雨の日、気圧が低い日は膝が痛い」や「雨の日は頭痛がする」と言った女性の話を聞いたことはないでしょうか。これは「外部環境要因」のうち、気圧が関係していると思われます。また「雨の日は気分が下がる」というのは皆さん何度か経験があると思います。また、雨、外が曇りでどんよりしてる。曇ってて昼なのに暗い、傘をささないといけないのが億劫。傘をさしていても、少し濡れてしまう。と言った心理的なマイナス要因、ストレスを感じることもあるでしょう。



はっきり申しますと、これらについてはもう個人の力でどうにかすることは極めて難しいと考えます。予防なんて無理です。天候を変える位の力がなければ。この点は非患者さん、健常者であったり、そのような人と関わりのある友人の方、家族、会社の上長、人事などの方は理解していただく必要があると感じます。

私は以前このような事には気が付かなかったため「今日は何故か辛い」や「原因がないのに不安、怖い」といった抑うつ症状に悩まされました。その後生活習慣の記録(睡眠時間や何時に何をしたか天気などを記録してる)を見返した時に、天気が悪い日は体調が悪化することに3年経ってようやく気がついたわけです。つまりうつは、個人の頑張りすぎや過度なストレスが主原因であることが多いですが、発症するとこういった外部環境要因にも過敏に反応反応してしまうわけです。



また僕のような双極性障害の場合は、こういった刺激に過敏なため、ちょっとした要因でうつスイッチや躁スイッチが入ってしまう訳です。辛いですね。僕は辛いですよ。特にうつスイッチ。このピタゴラスイッチやりたくないですもん。先日の診察で主治医から



主治医「何かうつというか、段々気分が下がっえきた原因、不安の理由とかありますか?」

僕「不安も原因も思い当たらないです。気分はフラットで何も大きな悩みとか不安は無いです」

主治医「うーん、だと11月ですし身体症状だけなので季節性かもしれないですね」



と言ったこと言われたりしてます。何も心当たりのない人は季節性うつ(冬以外にもあるそう)を疑ってみては。




  • 内部環境要因(体調、こころ)

これは分かりやすいと思います。自分の体調、疲れた、頭が痛い、お腹下してるなどの身体症状、精神疾患以外の病気や、悲しい、怒り、楽しい、これストレスやわといった心の状態ですね。外部環境要因より一番うつなどの原因なります。だって自分の中で起こっていることですもの。

これらの解消方法は既存の方法がいくつかありますがそれは次で。






・外部環境要因はまず出来るところからどうにか解消していくといいです。多分相当難しいですけど。例えば通勤。ラッシュ辛いですよね。僕もこの記事を、今小田急小田原線経堂駅付近で書いています。はい8時頃大混雑時間帯です。

これを1時間ズラせれば、ストレス要因が減ると思います。フレックス勤務などですね。制度がないと難しいですが……なお、弊社にはありません。外部環境要因はこんな状態なので、基本的には発症したら解決に力を注ぐ方向がベストに思えます。つまりは、外部環境要因で発症した症状は既に内部環境要因(つらい、悲しい、不安などの症状)とし処理するということです。



・内部環境要因はまず自分が過去に何があったらうつになった、躁になった、回復したといった原因、発端を知るところから始めます。日頃から生活記録や、その日の出来事を日記につけるといいと思います。僕も体調メモ付けてますし。

そして、悪化原因が起こりそうな時はできる限り回避する。これにつきます。面倒事には関わらないスタンスですね。これかなり大事です。グロ画像見たら気分下がるから、そんな画像のリンクは分かってても踏まない事とかですね。

そして既に悪化してしまった場合は回復した時の経験を踏まえて、それと同じこと、似たようなことを出来るだけ実行してみるのです。僕の場合は、電話で彼女に心の中で思ってることを全部吐き出して号泣したりですね。人それぞれだと思います。





認知行動療法もありますが、臨床心理士曰く



心理士「あれは起こったことを、他が原因だとかポジティブに理解して回避する方法なんですど、凄く考えないといけないんですよ。私もうつ経験ありますけど無理ですって(笑)うつの時そんな元気ないもん(笑



つまり認知行動療法とは例えば



・彼女が僕に怒った

・彼女に失望させてしまった

・でも言ってくれたってことは直して欲しいからだ

・つまり直してくれると期待されている

・彼女は僕のことを今も思ってくれている



こんなプロセスで考えるんですね。



うつ状態で考えられるならやってみたいわ!



と経験者は思うと思います。これすら脳が働かなくて考えるのは難しいですもん。なので、そんなことより早く経験則で「これやればうつが軽くなる」を見つけてうつの時に試せるようになるといいです。

薬物療法も効果はありますが、最後はその人の心です。心の負担が少なくなって、うつゾーンを脱した時、抑うつ症状は無くなります。



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@niremizuho